ソフトバンク、裸眼で3Dを楽しめる「トビデル」 撮影した写真・動画を3Dに

AI要約

ソフトバンクは、iPhone 15/15 Pro向けに裸眼のまま3Dコンテンツを楽しめるサービス「トビデル」を提供開始する。

端末内の写真や動画を3Dで視聴できる専用アプリを使用し、専用保護ガラスが必要。また、専用コンテンツや有料コンテンツも提供される。

AIや専用保護ガラスを使用して裸眼3Dを実現し、今後コンテンツの拡充や対応機種の拡大も予定している。

ソフトバンク、裸眼で3Dを楽しめる「トビデル」 撮影した写真・動画を3Dに

 ソフトバンクは、対応するiPhoneで裸眼のまま3Dコンテンツを楽しめるサービス「トビデル」を9月6日から提供する。iPhone 15/15 Proで利用できる。

■ 思い出の写真や動画が3Dに、専用コンテンツも配信

 専用アプリ「トビデル」を通じて、端末内の写真や動画を3Dで視聴できる。専用の保護ガラスを端末本体に装着する必要がある。保護ガラスは「iPhone 15」と「iPhone 15 Pro」用がラインアップされている。価格は7200円。「トレテク! ソフトバンクセレクション」やソフトバンク取扱店で取り扱われ、6カ月の交換保証も受けられる。

 端末で撮影した写真・動画のみならず、トビデル限定のオリジナルコンテンツも提供される。現時点ではアイドルグループ「なにわ男子」やお笑い芸人「ジェラードン」「ぼる塾」のほか、LDHに所属するアーティストの限定コンテンツが用意される。

 サービス開始当初は、有料コンテンツを購入できる「コンテンツカード」はソフトバンク取扱店で数量限定で販売される。年度内を目処にアプリ内での課金システムも整える。

■ AIと専用保護ガラスにより裸眼3Dを実現

 専用アプリ「トビデル」には深度推定AIを搭載。通常の写真や動画でも機械学習データにより深度情報を推定したのち、3Dコンテンツに変換する。端末のインカメラでユーザーの目を検出することでクリアな3D視聴ができるとする。初めて利用する際には、ユーザーに合わせた設定を必要とする。

 専用保護ガラスは「レンチキュラーレンズ」と呼ばれる構造を採用。かまぼこのような半円筒型の形状が並んでおり、左右の目で見える角度が異なることを利用して裸眼で立体感を感じられる。通常の保護ガラスとしても利用できるため、ほかのアプリをの使用時にもガラスを剥がす必要はない。

 ソフトバンクの配信サービス「5G LAB」のひとつとして新たに始まる。専用のコンテンツは今後も拡充していく。対応機種についてもAndroid含めて今後、拡大する予定という。