ゾウ6頭、南ア国立公園から脱走 戻す試みを住民が妨害

AI要約

南アフリカ国立公園局は、クルーガー国立公園からゾウ6頭が脱走したことを明らかにした。

脱走したゾウは川を渡っており、公園職員がゾウを戻そうとした際に地元住民に妨害された。

地元住民の妨害により、警察の支援も必要となり、再度ゾウを公園に戻す試みが行われる予定。

ゾウ6頭、南ア国立公園から脱走 戻す試みを住民が妨害

【AFP=時事】南アフリカ国立公園局(SANParks)は4日、クルーガー国立公園(Kluger National Park)からゾウ6頭が脱走したと明らかにした。ゾウを公園に戻そうとしたが、住民たちに妨害されたという。

 クルーガー国立公園は、モザンビークとの国境にある人気の観光地。

 SANParksのイケ・ファーラ(Ike Phaahla)報道官によれば、今は水位が低い時期に当たるため、ゾウは川を渡って脱走した。

 SANParksは当初、ヘリコプターを使ってゾウを戻そうとしたが、大勢の地元住民がゾウの進路を阻んだ。その結果、危険な状況に陥り、警察に支援要請を出したという。

 ファーラ氏は「状況が落ち着き次第、当局は再度ゾウを公園に戻すべく試みる」と述べた。

 アフリカの国立公園や保護区から脱走したゾウは、住民に殺されて食べられてしまうこともある。【翻訳編集】 AFPBB News