西松建設に賠償命令 元徴用工訴訟、一審覆す 韓国高裁

AI要約

韓国の元徴用工遺族が日本の植民地時代に労働を強いられたことで、西松建設に損害賠償を求めた訴訟がソウル高裁で控訴審判決が出された。

高裁は一審判決を覆し、西松建設に原告5人へ計約7300万ウォンの賠償を命じた。

一審判決では時効が成立しているとして訴えを棄却したが、高裁は元徴用工訴訟での判決に基づき、3年間は時効が成立しないと判断した。

 【ソウル時事】日本の植民地時代に労働を強いられたとする韓国の元徴用工遺族が西松建設に損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決が5日、ソウル高裁であった。

 高裁は一審判決を覆し、西松建設に原告5人へ計約7300万ウォン(約780万円)の賠償を命じた。

 原告は2019年に提訴。一審のソウル中央地裁は23年2月、提訴時に時効が成立しているとして訴えを棄却した。一方、ソウル高裁は、韓国最高裁が元徴用工訴訟で日本企業に賠償を命じる初の確定判決を出した18年から3年間は時効が成立しないと判断した。