《ブラジル》午前4時、夫のペニス切断=離婚申し出が引き金か

AI要約

36歳の男性が妻に男性器を切り落とされる事件がサクアレマ市で発生。

男性は離婚を申し出たが拒否され、手術で再建の可能性はないという。

容疑者は弁護士と共に警察に出頭し、家庭内暴力を主張している。

《ブラジル》午前4時、夫のペニス切断=離婚申し出が引き金か

 リオ州沿岸部サクアレマ市で、36歳の男性が妻に男性器を切り落とされる事件が発生した。被害者が妻に離婚を申し出たところ、妻がそれを受け入れずに憤慨して犯行に及んだという。男性は病院に緊急搬送されたが、陰茎は根元で完全に切断されており、再建の可能性はないという。2日付G1サイトなどが報じた。

 事件は8月31日(土)の午前4時頃、リオ・ダ・アレイア地区で発生。警察に助けを求めたのは妻の連れ子である少年で、義父の苦痛の叫び声で目を覚ました。

 被害者の男性はノッサ・セニョーラ・デ・ナザレ病院で手術を受けて入院しており、容体は安定しているという。

 警察によると、容疑者は犯行現場から逃走し、9月2日になって弁護士と一緒に警察に出頭したという。

 警察の取調べに対し、容疑者は口論中にナイフで夫を傷つけたことは認めたが、体のどの部分に刃が当たったのかは分からないと供述。また、夫からの家庭内暴力を受けており、正当防衛を主張した。事情聴取の結果、彼女は釈放されたが、捜査は続いている。

 この事件は、恒久的な身体障害を伴う傷害事件として登録され、刑罰は2~8年の禁固刑となる可能性があるという。

 犯行に使われたナイフは見つかっておらず、容疑者はその凶器をどこに置いたか分からないと主張したという。

 警察は、容疑者がまだ告発されていない理由として、法医学研究所(IML)の鑑定書が必要であり、それは被害者の医療報告書のデータ分析後に発行されるためだと説明した。

 容疑者の弁護側は声明で、「彼女は常に家庭内暴力の下で生活しており、深く動揺している。自発的に警察署に出向き、必要な説明をすべて行い、身体検査も受けた。我々は、正義が公正に適用されると信じており、捜査の過程で真実が明らかになると確信している」と述べた。