「頭おかしい」 人事聴聞会で共に民主議員が暴言、与党議員が謝罪求める

AI要約

韓国与党「国民の力」と最大野党「共に民主党」の議員らの衝突について、謝罪要求と倫理委員会提訴の検討が行われた。

国民の力の議員が民主党の代表に対する発言を巡って議論が混乱し、品行の問題や法に基づく懲戒の可能性が取りざたされている。

今後、党と協議して倫理委員会への提訴の可否を決める方針である。

「頭おかしい」 人事聴聞会で共に民主議員が暴言、与党議員が謝罪求める

 韓国与党「国民の力」所属の国会国防委員会の議員らが3日、「頭おかしい」などの暴言を吐いた韓国最大野党「共に民主党」の議員らに謝罪を要求した。

 姜善栄(カン・ソンヨン)、林鍾得(イム・ジョンドゥク)、庾龍源(ユ・ヨンウォン)の各議員はこの日午前、国会疎通館で記者会見を開き、2日に行われた金龍顯(キム・ヨンヒョン)国防部(省に相当)長官候補者の人事聴聞会で飛び出したこのような発言について「同僚議員たちに品のない暴言と罵倒を乱発した民主党議員たちと一緒に国防委を運営していくことに大きな絶望を感じる」と指摘した。

 その上で「民主党議員たちの振る舞いは最低限の倫理と品格を捨てたものであり、国会法第155条に基づいて、他人を侮辱する発言をした場合は倫理委員会の審査を経て懲戒することも可能だ」と糾弾した。さらに「今からでも謝罪して過ちを反省せよ」と述べた。今後、党と協議して倫理委員会への提訴の可否を決める方針だ。

 国民の力の姜善栄議員は、2日に行われた金龍顯候補者の人事聴聞会での質疑の際に、李在明(イ・ジェミョン)共に民主党代表の平和革命論が1917年のレーニン・ボリシェヴィキ革命を連想させると述べた。これに対し、一部の民主党議員が姜議員に向かって「頭おかしい」などと非難し、与野党が衝突して人事聴聞会は混乱した。

ハン・ソンウォン記者