宜野湾市長選が告示 3氏が立候補 普天間飛行場の閉鎖手法巡り論戦へ 沖縄

AI要約

沖縄県宜野湾市の市長選が告示され、市政野党と市政与党側の候補者が立候補した。

選挙は急遽行われ、一騎打ちの構図が浮かび上がっている。

両候補者は米軍普天間飛行場の閉鎖・返還を含むさまざまな施策を提案している。

宜野湾市長選が告示 3氏が立候補 普天間飛行場の閉鎖手法巡り論戦へ 沖縄

 沖縄県宜野湾市の松川正則市長の死去に伴う市長選が1日、告示(8日投開票)された。市政野党側が擁立する前市議で無所属の桃原功氏(65)=立民、共産、社民、社大推薦=、無所属の比嘉隆氏(47)、市政与党側が擁立する元市長で無所属の佐喜真淳氏(60)=自民、公明推薦=が立候補を届け出た。1週間の選挙戦が幕開けし、桃原氏と佐喜真氏が事実上の一騎打ちで論戦を繰り広げる。

 2022年の前回は知事選、市議選とのトリプル選、18年の前々回は知事選とのダブル選で、単独選挙は16年以来となる。

 今市長選は松川氏が7月26日に急逝し、異例の短期決戦となった。桃原氏は市政の「奪還」、佐喜真氏は「継続」を訴えている。

 両氏は市の中心地に抱える米軍普天間飛行場の一日も早い閉鎖・返還を訴え、基地返還を見据えた跡地利用や経済活性化、暮らし政策などで独自手法を打ち出している。

 両氏は同日午前8時過ぎから、市内で出発式を開いた。

 桃原氏は「市民が1番、暮らしが1番の市政運営を目指し、92項目の政策を掲げた。市民の幸せのために走り続ける。ぜひ力をお貸しください」と訴えた。

 佐喜真氏は「松川市長が2年前の市長選で掲げた公約を私がなり代わり、『ぎのわんが一番』を前に進めたい。再び宜野湾市長に押し上げてほしい」と訴えた。(宜野湾市長選取材班)