仏、フィリップ元首相が出馬表明 次期大統領選で有力候補

AI要約

フランスの元首相であるフィリップ氏が2027年の次期大統領選に出馬する意向を表明。有力候補の1人として注目を集めている。

マクロン大統領の任期満了に伴い、次期選挙ではマクロン氏自身は出馬できないため、他には極右・国民連合のルペン前党首らの出馬が予想されている。

フィリップ氏はマクロン政権の初代首相を務めた後、北部ルアーブル市長に返り咲いている。新党「地平線」を結成し、中道連合の一角として活動している。

 【パリ時事】フランスのフィリップ元首相(53)は、ルポワン誌(電子版)が3日伝えたインタビューで、マクロン大統領(46)の任期満了に伴う2027年の次期大統領選に出馬する意向を表明した。

 世論調査の支持率が主要政治家ではトップクラスで、有力候補の1人と目されている。

 大統領の連続3選は憲法で禁止されており、2期目のマクロン氏は次期選挙に立候補できない。他に極右・国民連合のルペン前党首(56)らの出馬が予想されている。

 フィリップ氏は北部ルアーブル市長や下院議員を経て、17~20年にマクロン政権の初代首相。同年、ルアーブル市長に返り咲いた。中道右派・共和党所属だったが、21年に新党「地平線」を結成。同党はマクロン氏を支える中道連合の一角を占めている。