ナポリ戦退場の鈴木彩艶に現地メディアは厳しい評価「カミカゼ的な介入」「非常に重大な甘さ」

AI要約

パルマ・カルチョはナポリとの試合で1-2で敗北し、日本代表GK鈴木彩艶は2枚のイエローカードで退場処分となった。

前半を1点リードで終えたパルマだが、鈴木の退場後に2失点を許し、今季初黒星を喫した。

イタリア各メディアは鈴木に厳しい評価を下しており、特にボックス外でのプレーを批判している。

ナポリ戦退場の鈴木彩艶に現地メディアは厳しい評価「カミカゼ的な介入」「非常に重大な甘さ」

 セリエA第3節が8月31日に行われ、日本代表GK鈴木彩艶の所属するパルマ・カルチョは敵地『スタディオ・ディエゴ・アルマンド・マラドーナ』でナポリと対戦して1-2で敗れた。鈴木は好セーブや好フィードを見せていたものの、2枚のイエローカードを受けて退場処分となっている。

 今季は4シーズンぶりにセリエAを戦うパルマ。開幕後の2試合で1勝1分と負けなしの状態でナポリ戦を迎えた。鈴木は前節に好プレーを披露してミラン撃破に大きく貢献しており、ナポリ戦でも守護神として活躍が期待されていた。

 パルマは、19分に生まれたフランス人FWアンジュ・ボニーのPK弾によって前半を1点リードで終えた。鈴木は安定したキャッチングでゴールを許さず、正確なフィードで攻撃の起点としても機能していた。だが、後半に入って63分には遅延行為で鈴木にイエローカードが提示される。さらに、75分には最終ライン裏に出たボールをクリアしようとボックスの外に飛び出した鈴木がブラジル代表FWダヴィド・ネレスと交錯。先にボールに触れていたものの、その後に高く上がった足がネレスの腹部に入ったことで危険なプレーとみなされ、2枚目のイエローカードが提示されて退場処分となった。

 鈴木の退場後、パルマはアディショナルタイムに2失点を許して逆転負け。今季リーグ戦初黒星を喫した。試合後、イタリア各メディアは総じて鈴木に厳しい評価を下している。

『SPORT PARMA』は鈴木に「4.5」とチーム最低評価を付け、「前半終了間際に2つの素晴らしいセーブでチームを救った」とした一方で「ボックス外でのネレスへのカミカゼ的な介入は2枚目のイエローカードにつながった」と指摘した。『カルチョ・メルカート』と『トゥットメルカートウェブ』も「4」と低い採点。特に、『トゥットメルカートウェブ』は「無謀な形で前に飛び出すという非常に重大な甘さを犯した。確かに先にボールへ触れてはいたが、足が高い位置に残っていた以上、レフェリーの判断は正しい」と断じた。