フォルクスワーゲン ドイツ国内工場の閉鎖と人員削減を検討

AI要約

フォルクスワーゲンがドイツ国内の工場の閉鎖を検討していることが報じられました。経済環境の厳しさや新たな競合企業の参入による影響が挙げられています。

閉鎖されれば、創業以来初めてのこととなるとされています。また、従業員側との議論も進められる見通しです。

環境の変化に伴い、フォルクスワーゲンの取るべき行動が厳しさを増していることが示唆されています。市場環境が厳しくなる中、企業としての方針を見直す必要があるという見解が示されています。

ドイツ自動車大手フォルクスワーゲンが、ドイツ国内の工場の閉鎖を検討していると明らかにしました。

ロイター通信などは2日、ドイツ自動車大手フォルクスワーゲンがドイツ国内の生産拠点と部品工場を1か所ずつ閉鎖することを検討していると報じました。実際にドイツ国内の工場が閉鎖されれば、創業以来、初めてだということです。

フォルクスワーゲンのオリバー・ブルーメCEOは声明で「経済環境はさらに厳しくなり、新たな競合企業がヨーロッパ市場に参入している。こうした環境下で、当社は企業として断固たる行動を取らなければならない」とコメントしています。

また、2029年までの人員削減を禁止してきた雇用保障制度の打ち切りも検討されていて、今後、従業員側と議論していくということです。

フォルクスワーゲンはドイツ語で「国民車」を意味し、その国内工場の閉鎖検討は、中国製のEVの台頭などによる市場環境の厳しさを物語っています。