ガザで米国人ら人質6人の遺体 バイデン氏「ハマスに代償払わせる」

AI要約

イスラエル軍がパレスチナ自治区ガザ南部ラファの地下トンネル内で人質6人の遺体を発見

米国人男性が殺害され、ハマスとイスラエル間の停戦案に影響を与えた

バイデン大統領が事件を強く非難し、犯人に厳罰を求めると表明

 パレスチナ自治区ガザ南部ラファの地下トンネル内で8月31日、米国籍を持つ男性を含む人質6人の遺体を発見したとイスラエル軍が発表した。ロイター通信によると、イスラエル保健省は「6人は至近距離から銃撃され殺害された」とする検視結果を公表した。ハマス幹部は停戦案への署名を拒否したイスラエル側に人質死亡の責任があるとした。

 バイデン米大統領は同日、声明を出し、人質の一人で米国人男性ハーシュ・ゴールドバーグ・ポリンさん(23)が殺害されたことを確認したと明らかにした。ハーシュさんは昨年10月7日、音楽祭に参加中に襲撃に遭い、負傷していた。両親は8月21日に民主党全国大会で登壇し、人質解放とガザの即時停戦を訴えていた。

 バイデン氏は声明で「打ちのめされ、激しい憤りを感じている」とし、ハマスに「犯罪の代償を払わせる」と宣言。「残りの人質を解放させる合意の締結に向けて昼夜なく取り組む」と述べた。