「台湾上陸作戦の準備を続けている」台湾国防部が報告書の中で警戒

AI要約

台湾国防部は中国軍が台湾上陸作戦に備えている可能性を指摘。

国防部が中国の軍事力に関する報告書をまとめ、軍事予算増加や新兵器開発に警戒感を表明。

中国軍が台湾を囲む演習については内部対立を煽り士気への影響を狙ったとの見解。

「台湾上陸作戦の準備を続けている」台湾国防部が報告書の中で警戒

台湾国防部は中国軍が台湾への上陸作戦を引き続き準備しているとの見方を示しました。

台湾メディア「中央通信」によりますと、国防部は今年の中国の軍事力に関する「中共軍力報告書」をまとめ、30日に立法院に提出しました。

報告書の中で中国の戦力について、▼まだ台湾を全面的に攻撃する作戦能力は備えていないとした一方、▼台湾への上陸作戦については引き続き準備を進めていると分析しました。

その上で、中国は年々軍事予算を増やし、新たな兵器の開発や配置を進めていると警戒感を示しました。

また、5月に頼清徳総統の就任後に中国軍が台湾を囲む形で行った軍事演習については、「台湾内部の対立を画策し、軍人、市民の士気に影響を与えようとした」としています。