豪納税者に損害与えた証拠はない、国債発行巡る不正疑惑でANZ

AI要約

ANZのCEOは、2023年の国債発行を巡る不正行為疑惑について、納税者への損害はなかったと主張

メディア報道によると、複数のトレーダーが国債の取引額を虚偽報告していたが、証拠は見つかっていない

当局の調査が進行中で、疑惑による影響については慎重な見方が示されている

豪納税者に損害与えた証拠はない、国債発行巡る不正疑惑でANZ

[シドニー 30日 ロイター] - 豪大手銀行ANZのシェイン・エリオット最高経営責任者(CEO)は30日、議会公聴会に出席し、2023年の国債発行を巡る行員による不正行為疑惑について、オーストラリアの納税者に損害を与えたという証拠は見当たらなかったと語った。

複数のトレーダーが23年の国債の取引額を虚偽報告していたとするメディア報道を受け、ANZは当局の調査を受けている。

エリオット氏は、疑惑に絡んで納税者に負担をかけた可能性があるとの見方が出ているとしつつ、「私が確認したところ、そのような証拠はない」と述べた。