アイカーン氏投資会社の株価が急落、預託証券売却発表受け

AI要約

米著名投資家カール・アイカーン氏が率いるアイカーン・エンタープライゼズ(IEP)の株価が20年余りぶりの安値に沈んだ。

最大4億ドルの預託証券を「時価」で売却すると発表したことを受け、株価は一時14.3%安となり、終値も11.5%安の14.07ドルに落ち込んだ。

IEPは売却資金を将来の買収や一般事業目的に充当する予定で、証券会社ジェフリーズが売却手続きを行う。

アイカーン氏投資会社の株価が急落、預託証券売却発表受け

[26日 ロイター] - 米著名投資家カール・アイカーン氏が率いるアイカーン・エンタープライゼズ(IEP)の株価が26日、ニューヨーク株式市場で20年余りぶりの安値に沈んだ。最大4億ドルの預託証券を「時価」で売却すると発表したことを受けた動き。

株価は一時14.3%安で2003年11月以来の水準に落ち込み、終値も11.5%安の14.07ドルと04年2月以来の低水準となった。

IPEは、この売却資金を将来の買収や一般事業目的に充当するとしている。

証券会社としてIPEを唯一カバーしているジェフリーズが売却手続きを行う。LSEGのデータによると、ジェフリーズのIPEに関する投資判断は「買い」で、目標株価は25ドルだ。

IPEとアイカーン氏は先週、同氏の個人的な借り入れにIPEの過半数株を担保として差し入れたことについて情報開示に不備があったとされる問題で、証券取引委員会(SEC)に和解金を支払うことに同意している。