中国軍機の領空侵犯「意図しないものだった」に木原防衛相改めて「警戒監視して領空侵犯措置に万全を期す」

AI要約

中国軍機による日本の領空侵犯について中国側が「意図しないものだった」との立場を示し、日本の木原防衛相は中国軍事動向を注視し、警戒監視して領空侵犯に備えると強調した。

中国軍のYー9情報収集機が長崎県の男女群島沖の上空を飛行し、初めて日本の領空侵犯が確認された。

中国国防省は主権を尊重しており、領空侵犯の意図を推測しないよう要求しているが、日本政府は中国に説明を求めている。

中国軍機による日本の領空侵犯について中国側が「意図しないものだった」との立場を示していることに対し、木原防衛相は改めて「中国軍事動向をこれからも注視するとともに警戒監視して領空侵犯措置に万全を期す」と強調した。

26日、中国軍のYー9情報収集機が長崎県の男女群島沖の上空を飛行し、中国軍機による日本の領空侵犯が初めて確認された。

中国国防省の呉謙報道官は29日の会見で「中国は平素から各国の主権を尊重している。深読みしないように望む」と強調し、領空侵犯の意図などを推測しないよう求めた。

中国国防省の発言について、木原防衛相は30日の会見で「中国の定例記者会見のコメントは承知をしている」「日本政府としては、引き続き外交防衛双方のルートで、中国側に対し発生した原因を含めしかるべき説明を求めている」「中国軍事動向をこれからも注視するとともに警戒監視して領空侵犯措置に万全を期す」と改めて強調した。