【タイ】首都空港、31年に旅客処理能力を8千万人へ

AI要約

タイ空港公社は2031年までにスワンナプーム国際空港の旅客処理能力を8,000万人に引き上げる計画を立てている。

空港拡張の一環として、新たな旅客ターミナルビルと第4滑走路の建設を検討している。

マスタープランの見直しは24年までに完了予定で、工事は27年始めに入札される予定となっている。

 タイ空港公社(AOT)は、首都バンコク近郊のスワンナプーム国際空港を拡張し、2031年までに年間旅客処理能力を8,000万人に引き上げる計画だ。バンコクポストが29日報じた。

 AOTのキラティ社長は28日、同空港を5年以内に世界20位内の空港に成長させるとの政府目標を達成するため、向こう10年間の空港拡張マスタープラン(基本計画)を見直していると明らかにした。

 旅客処理能力を8,000万人に拡大するため、1,200億バーツ(約5,100億円)で新たな旅客ターミナルビルとなる南部ターミナルビル、200億バーツで第4滑走路を建設する方向で検討している。

 マスタープランは24年2月までに見直しを完了し、運輸省に提出する。その後は運輸省が政府に提出し、政府は3カ月以内に予算を承認する見通し。工事入札は27年始めの実施を見込んでいる。工期は南部ターミナルビルが4年半、第4滑走路4年。ターミナルは31年末、滑走路は30年末に供用を開始する見通し。