ハリス氏インタビュー、共和から閣僚起用も 移民政策転換を擁護

AI要約

ハリス副大統領が移民政策などの立場を中道寄りにシフトさせたことを擁護し、大統領選で共和党から閣僚を起用する可能性にも言及。

ハリス氏は自身の政策観は変わっていないと強調し、移民問題や南部国境の防衛について訴えた。

バイデン氏の後継としての立場を明確にし、異なる見解や経験を持つ閣僚を選ぶ重要性を説いた。

ハリス氏インタビュー、共和から閣僚起用も 移民政策転換を擁護

Andrea Shalal

[サバンナ(米ジョージア州) 29日 ロイター] - 米大統領選の民主党候補ハリス副大統領は29日、CNNのインタビューで、移民政策などを巡る立場を中道寄りにシフトさせたことを擁護した。また、大統領選で勝利すれば共和党から閣僚を起用する可能性があると述べた。

同氏が主要メディアのインタビューに応じるのは、バイデン大統領が7月21日に大統領選撤退を表明し、後継にハリス氏を支持してから初めて。

午後9時(日本時間30日午前10時)の放送を前に公開されたインタビューの抜粋で、ハリス氏は「私の政策観と決断の最も重要な点は価値観が変わっていない点だ」と強調した。

同氏は2020年大統領選の民主党予備選当時から今回の選挙選でバイデン氏の後継となるまでに幾つかの問題で中道寄りにシフトした。南部国境の移民問題について立場を強硬にしたほか、フラッキング禁止を支持する立場を撤回した。

インタビューでは「国境を守るために何をすべきかという私の価値観は変わっていない。カリフォルニア州司法長官を2期務め、銃、麻薬、人間の違法な越境について国境を越えた犯罪組織や米国法違反を訴追した」と訴えた。

大統領選に勝利した場合、共和党から閣僚を起用する可能性にも言及。「最も重要な決定を下す際、異なる見解や異なる経験を持つ人がテーブルに着くことが重要だ。私の閣僚メンバーに共和党員がいるのは国民のためになる」と語った。