立民、対中交流を強化 北京で共産党幹部と会談

AI要約

立民幹事長らが訪中し、中国共産党幹部との会談で政党間交流の促進を確認。

中国軍機の日本領空侵犯に関する説明や邦人拘束への懸念、台湾問題が話題に。

岡田氏は人的交流の重要性を強調し、立民訪中団の行程を報告。

 【北京時事】立憲民主党の岡田克也幹事長ら訪中団は29日、中国共産党で党外交を担う劉建超・中央対外連絡部長と北京市内で会談した。

 会談では、政党間交流の促進に向けた覚書を締結。若手議員らの相互訪問を進めることなどを確認した。

 訪中団は会談で、中国軍機の日本領空侵犯に関し、中国側が「侵犯する意図はない」と説明したことは「一歩前進だ」と評価。事実関係の解明と説明が依然重要だと強調した。このほか、邦人拘束への懸念や短期ビザ免除の早期再開に言及。台湾問題も話題に上った。

 岡田氏は会談後、人的交流が薄れる中で「われわれが(交流を)担っていかなければならない」と記者団に語った。

 立民訪中団は27日に北京入りし、29日には石泰峰・党中央統一戦線工作部長とも会談。この後広東省深セン市を視察し、30日に帰国する。