イスラエルとヒズボラに戦闘停止求める決議を国連安保理が全会一致で採択

AI要約

国連の安全保障理事会は、イスラエルとヒズボラの戦闘停止を求める決議を採択しました。

イスエル軍によるヒズボラ最高幹部の暗殺とその報復攻撃により、緊張が高まっている状況。

安全保障理事会の決議は両者に戦闘停止を求めたものだが、拘束力はなく、イスラエル側が戦闘続行の可能性も否定していない。

イスラエルとヒズボラに戦闘停止求める決議を国連安保理が全会一致で採択

国連の安全保障理事会は、イスラエルとイスラム教シーア派組織「ヒズボラ」の戦闘停止を求める決議を採択しました。

 レバノンを拠点とするヒズボラの最高幹部が7月、イスエル軍に暗殺され、大規模な報復攻撃が行われるなど両者の間で緊張が高まっています。

 こうした状況を受けて28日、安全保障理事会は「広範囲にわたる紛争につながる高いリスクを伴う」と指摘し、双方に戦闘停止を求める決議を全会一致で採択しました。

 ただ、決議には法的な拘束力はなく、イスラエルの国連大使はレバノン国民に向けて「ヒズボラに立ち向かうか国が混乱と破壊に引きずり込まれるのを傍観するか選択が迫られている」と述べるなど、戦闘停止に向けた見通しは立っていません。