トランプ氏の起訴状、免責を踏まえ一部削除 20年大統領選妨害事件

AI要約

トランプ前米大統領が2020年大統領選の敗北を覆そうとした刑事事件をめぐり、捜査と公判を担うスミス特別検察官は27日、トランプ氏に対する起訴状を修正した。連邦最高裁が7月にトランプ氏の刑事免責を一部認める判断を示したため、一部の起訴内容が削除された。

この事件は、トランプ氏が起訴された4事件のなかでも最重要視されてきたものだ。本来は今年3月に公判が始まる予定だったが、トランプ氏が「大統領在任中の行為については刑事免責される」と主張したことで、公判の開始が遅れていた。

新たに提出された修正版の起訴状は36ページで、従来の45ページから一部が削除された。最高裁はトランプ氏の免責の範囲について、▽大統領の公的行為については原則として免責されるが▽公的ではない行為は免責されない――という基準を示した。そこで今回の起訴状は、「公的行為」と見なされる部分を削除し、大統領選の候補者としての「公的でない行為」に起訴内容を絞った。

トランプ氏の起訴状、免責を踏まえ一部削除 20年大統領選妨害事件

 トランプ前米大統領が2020年大統領選の敗北を覆そうとした刑事事件をめぐり、捜査と公判を担うスミス特別検察官は27日、トランプ氏に対する起訴状を修正した。連邦最高裁が7月にトランプ氏の刑事免責を一部認める判断を示したため、一部の起訴内容が削除された。

 この事件は、トランプ氏が起訴された4事件のなかでも最重要視されてきたものだ。本来は今年3月に公判が始まる予定だったが、トランプ氏が「大統領在任中の行為については刑事免責される」と主張したことで、公判の開始が遅れていた。

 新たに提出された修正版の起訴状は36ページで、従来の45ページから一部が削除された。最高裁はトランプ氏の免責の範囲について、▽大統領の公的行為については原則として免責されるが▽公的ではない行為は免責されない――という基準を示した。

 そこで今回の起訴状は、「公的行為」と見なされる部分を削除し、大統領選の候補者としての「公的でない行為」に起訴内容を絞った。