IAEAトップがロシア原発調査 ウクライナ越境攻撃「深刻な状況」

AI要約

IAEAのグロッシ事務局長がウクライナとロシアの緊張が高まる中、ロシアの原発調査に向かう。

IAEAはウクライナ軍による原発攻撃の懸念を受け、対応策について協議する意向。

グロッシ氏はプーチン大統領に感謝を伝え、独自の情報確認の重要性を強調。

IAEAトップがロシア原発調査 ウクライナ越境攻撃「深刻な状況」

 国際原子力機関(IAEA)のグロッシ事務局長が27日、ウクライナが越境攻撃を続けるロシア南西部クルスク州にある原発の調査を行った。ロシア側は、ウクライナ軍が原発攻撃を企てていると主張するなど緊張が高まっていて、IAEAは事態への対応策について協議する考えだ。

 グロッシ氏は同原発に到着後、「非常事態の最中に招いてくれた(プーチン)大統領に感謝を伝えてほしい」と話した。

 グロッシ氏は26日のIAEAの声明で、「深刻な状況」を考慮したうえで、「情報を確認する唯一の方法は、独自に起きていることを評価することだ」と強調した。