パリ解放80年、記念式典やパレード開催

AI要約

第2フランス装甲師団によるナチス・ドイツ占領からの解放から80年を記念したパリ市内の軍事パレードや式典について。

装甲師団の市内パレードや儀礼飛行、著名人の出席、マクロン大統領の演説などを振り返る。

パリ・パラリンピックに向けた聖火移動など、記念行事から未来への希望も表現された。

パリ解放80年、記念式典やパレード開催

【AFP=時事】ナチス・ドイツ(Nazi)の占領からフランス・パリが解放されてから80年となった25日、パリ市内では記念の軍事パレードや式典などさまざまな行事行われた。

 パリでは1944年8月25日、武力蜂起やストライキ、レジスタンス対占領軍による1週間にわたる市街戦の後、第2フランス装甲師団が市内に入り、約1500日間に及ぶドイツの占領を終わらせた。

 25日には、第2機甲師団が当時通ったルートの一つをたどり、首都南側から中心部までパレードを行った。

 パレードには古い軍用車が登場。かつて第2機甲師団に所属していた退役軍人らがその様子を見守った。

 空軍のアクロバット飛行チーム「パトルイユ・ド・フランス(Patrouille de France)」による儀礼飛行も行われた。

 エマニュエル・マクロン(Emmanuel Macron)大統領が主導した式典には、ガブリエル・アタル(Gabriel Attal)首相、アンヌ・イダルゴ(Anne Hidalgo)パリ市長のほか、米俳優ジョディ・フォスター(Jodie Foster)さんら著名人たちも出席した。

 マクロン氏は演説で、「全ての分断と矛盾を越え、フランス人であるということは共存するということだ。自由であり、達成された偉業に誇りを持ち、さらなる偉業に向けて共に歩む決意を確認する」と述べた。

 式典ではまた、28日に開幕するパリ・パラリンピックに向けて、トーチに聖火が移された。【翻訳編集】 AFPBB News