中国、ベラルーシに4千億円投資 ウクライナ侵攻のロシアと同盟国

AI要約

ベラルーシ大統領が中国首相との会談を通じて15の投資計画に取り組むことを明らかにした。

両国は穀物加工やエンジン製造、化学分野への投資を重点とし、貿易関係の強化を図る意向を示した。

ベラルーシと中国の関係強化が進む中、欧米からの制裁対象となる異例の展開となっている。

 【モスクワ共同】ベラルーシのルカシェンコ大統領は22日、首都ミンスクで中国の李強首相と会談した。ウクライナに侵攻するロシアの同盟国のベラルーシは欧米の制裁対象になっているが、ルカシェンコ氏は「中国側と30億ドル(約4390億円)に上る15の投資計画に取り組んでいる」と述べた。ベラルーシ国営ベルタ通信が報じた。

 ルカシェンコ氏は、穀物加工やエンジン製造、化学の分野への投資だとし「中国経済にとっても有益だと信じている」と表明。李氏の訪問を「歴史的だ」と称賛した。

 李氏はゴロフチェンコ首相とも会談。ゴロフチェンコ氏は「両国の貿易高は過去30年で140倍に増えた」と述べ、一層の関係強化に期待した。