ガザ停戦交渉「合意確信できず」 早期の戦争終結拒絶 イスラエル首相

AI要約

イスラエルのネタニヤフ首相は、ガザでの停戦と人質解放に向けた交渉について、代償を払うつもりはないと述べた。

ハマスとの交渉に強硬姿勢で臨み、停戦合意は見通せない状況が続く見込み。

ハマスが要求する条件についても譲歩する意向はなく、イスラエルの利益や戦略的資産を重視している。

 【カイロ時事】イスラエルのネタニヤフ首相は20日、パレスチナ自治区ガザでの停戦と人質解放に向けた交渉について、同国が代償を払ってまで妥結するつもりはないとの考えを示した上で、「合意するという確信は持っていない」と述べた。

 イスラム組織ハマスとの交渉に引き続き強硬姿勢で臨む意向を強調した形で、米国など仲介国が求める停戦合意は見通せない状況が続きそうだ。

 イスラエルメディアによると、ネタニヤフ氏はこの日、ハマスが拘束する人質の家族らと面会し、「合意が成立するとすれば、イスラエルの利益や戦略的資産を守るものである必要がある」と強調。「(ハマスが初期の条件として要求する)戦争終結は受け入れられない」と語った。