シチリア沖で豪華ヨット沈没 行方不明の6人の捜索を再開

AI要約

イタリア救助隊がシチリア島沖で発生した豪華ヨット沈没事故の捜索を再開し、また6人の行方不明者の捜索に取り組んでいる。

ヨットは突然の嵐に見舞われて沈没し、22人の乗員乗客のうち6人が未だに発見されていない状況。

ダイバーが水中での捜索に挑戦しているが、水深50メートルの海底に沈んだヨットの状況が捜索を難航させている。

シチリア沖で豪華ヨット沈没 行方不明の6人の捜索を再開

ポルティチェッロ、イタリア、8月21日(AP) ― シチリア島沖の豪華ヨット沈没事故の捜索救助活動に当たるイタリア救助隊が8月20日、水深50メートルの船体にまだ閉じ込められているとみられる英国の起業家マイケル・リンチ氏ら6人の捜索を再開した。

 全長56メートルの大型ヨット「ベイジアン」は8月19日午前4時ごろ、シチリア島ポルティチェッロ沖約800メートルの海上で係留中に突然の嵐に見舞われて沈没。海上で発生した竜巻に巻き込まれたとみられている。

 乗員乗客22人のうち15人は、救命艇や近くにいたヨットに救助されたが、リンチ氏ら6人が行方不明となっている。ヨットの料理人は遺体で発見された。

 レスキュー隊によると、前日の捜索ではダイバーががれきに阻まれて、甲板下のキャビンに入ることができなかったという。ヨットは水深50メートルの海底に沈んでいるため、ダイバーが水中にいられる時間が限られており、捜索は難航したようだ。

(日本語翻訳・編集 アフロ)