NBA屈指の名将がハリス氏応援に駆けつける かつての本拠地で声援

AI要約

元NBA選手で現ウォリアーズヘッドコーチのスティーブ・カー氏が民主党大会でハリス副大統領への支持を表明。

カー氏はカリスマ的なリーダーとしてハリス氏を讃え、リーダーシップの重要性を強調。

カー氏のスピーチは米国選挙におけるハリス氏の指導力を強調し、トランプ前大統領への批判も含まれていた。

NBA屈指の名将がハリス氏応援に駆けつける かつての本拠地で声援

 19日に米シカゴで開幕した民主党全国大会に、米プロバスケットボールNBAで活躍した名選手で、現在ウォリアーズのヘッドコーチを務めるスティーブ・カー氏が登壇して、ハリス副大統領(59)への支持を強く訴えた。ハリス氏はウォリアーズのファンとしても知られる。

 党大会の会場となったユナイテッドセンターは、カー氏がマイケル・ジョーダン氏らと1990年代に黄金期を築いたブルズの本拠地。カー氏は「当時も素晴らしい雰囲気だったが、今日も同じような勝利への精神を感じている」と述べた。

 カー氏はヘッドコーチとして、ウォリアーズで4度NBAファイナルを制覇した。今夏のパリ五輪では男子米国代表を金メダルに導いた。「米国人としてこれほどの規模の選挙について声を上げないわけにはいかなかった」と語ると、場内は沸いた。

 スピーチの後半ではリーダー論を展開した。「指導者は尊厳を示さなければならない」と述べ、真実を語ることや、率いる人々への思いやりを持つことなども条件に挙げた。共和党の候補者であるトランプ前大統領(78)を念頭に、こうしたリーダーの資質を考えるなら「もう(大統領選の)勝負は決まっている」と指摘。ハリス氏の指導力が必要だと訴えた。(シカゴ=遠田寛生)