「ガラスの天井、突破できる」 ヒラリー氏、民主党大会で支持訴え

AI要約

ヒラリー・クリントン元国務長官が、ハリス副大統領への支持を示しつつ、女性初の米大統領を目指す決意を述べた。

クリントン氏は、進歩は可能だが保証されていないとし、選挙までの78日間を精力的に活動する必要性を訴えた。

過去の大統領選で敗北した経験を踏まえ、障壁を打破し未来に向かう決意を示した。

「ガラスの天井、突破できる」 ヒラリー氏、民主党大会で支持訴え

 11月の米大統領選に向けた民主党の全国大会で19日、ヒラリー・クリントン元国務長官が演説した。

 女性初の米大統領を目指すハリス副大統領について「私たちは最も高く、最も困難なガラスの天井に多くの亀裂を入れた。突破できる所まで来ている」と述べ、更なる支持を訴えた。

 2016年に自身が大統領選に出馬した経験に触れ、「私の人生とこの国の歴史は、進歩可能だが、それは保証はされていない」と述べた。その上で「バリアーが崩れれば道は開ける。(投票日までの)この先78日間、これまで以上に懸命に働く必要がある」と呼びかけた。

 ヒラリー氏は16年の大統領選に民主党候補として出馬し、女性初の大統領を目指した。だがトランプ前大統領を全米の総得票数では上回ったものの選挙人の数で敗れた。【シカゴ松井聡】