「ハリスに投票しない」 反イスラエルで数千人がデモ 68年の再現を警戒・米民主党大会

AI要約

米民主党全国大会の開幕に合わせて、シカゴ市内でイスラエルによるガザでの軍事行動に抗議デモが行われた。

参加者はバイデン政権に対し、武器支援をやめない限り民主党候補への投票を拒否すると訴えた。

デモはパレスチナ解放や性的少数者の権利を主張する活動家グループが主催し、警察の警備が強化された。

 【シカゴ時事】米民主党全国大会の開幕に合わせて、シカゴ市内の会場近くの公園で19日、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザでの軍事行動に対する数千人の抗議デモが行われた。

 参加者の多くが、バイデン政権がイスラエルへの武器支援をやめない限り「民主党大統領候補、ハリス副大統領に投票しない」などと訴えた。

 シカゴでは1968年に行われた民主党大会で、ベトナム反戦デモと警察が衝突して流血の事態を招いた歴史がある。治安当局は万一に備え、公園周辺に多数の警官を配置して治安を強化した。

 デモはパレスチナ解放のほか、黒人や女性、LGBTなど性的少数者の権利を訴える200以上の活動家グループの連合が主催。パレスチナの伝統のスカーフを首に巻いたり、旗を掲げたりして「戦争と虐殺に反対」と気勢を上げた。