名峰マッターホルンで1000メートル滑落、登山者2人死亡 スイス

AI要約

スイスアルプスの名峰マッターホルンで登山者2人が1000メートル以上を滑落し死亡した事件が発生した。

救助隊が通報を受け、マッターホルンの北壁で2人の遺体を発見。滑落原因の調査が行われている。

マッターホルンはスイスの象徴として知られ、標高4478メートルの高峰で1865年に初登頂された歴史を持つ。

名峰マッターホルンで1000メートル滑落、登山者2人死亡 スイス

【AFP=時事】スイスアルプス(Swiss Alps)の名峰マッターホルン(Matterhorn)で登山者2人が1000メートル以上を滑落し死亡した。南西部バリス(Wallis)州の警察が16日、発表した。

 警察によると2人は14日早朝、「ヘルンリ稜(Hornli Ridge)ルートを通ってマッターホルンに登る」ために出発したが、始点に戻らなかったため、救助隊に通報が入った。その後、 ヘリコプター運航会社エアー・ツェルマット(Air Zermatt)の偵察機が、マッターホルンの北壁で2人の遺体を発見。検察が滑落した原因を調査している。

 地元警察は「2人の登山者が1000メートル以上落下したのは明らかだ」としている。2人の身元についても現在確認中だという。

 イタリアとの国境に位置する標高4478メートルのマッターホルンは、スイスの象徴として愛されている。アルプス山脈の中でも上位に入る高峰で、1865年に初登頂された。【翻訳編集】 AFPBB News