「早く来て」「舟がなきゃ出られない」アンダーパスで水没した車に人が…取材中の記者が遭遇 緊迫の救出劇

AI要約

深い水に取り残された女性が助けを求める緊迫の瞬間に記者が遭遇

長野県松本地域で記録的な短時間大雨により車が水没し、2人が救助される

警察と消防が協力して80代の男女2人を無事救出、けがはなし

「早く来て」「舟がなきゃ出られない」アンダーパスで水没した車に人が…取材中の記者が遭遇 緊迫の救出劇

■カメラマン「深いですから 出ちゃだめですよ」

■車に取り残された女性「早く来て」

水没した車から助けを求める女性。

14日夜、取材中の記者が遭遇した緊迫の瞬間です。

猛烈な雨に見舞われた長野県松本地域。

松本市付近では午後6時40分までの1時間におよそ100ミリの雨が降ったと見られ、記録的短時間大雨情報が出されました。

■森記者

「松本空港の滑走路の下を通るアンダーパスです。こちらは道路なんですが完全に冠水して川のようになってしまっています。そして車が3台、屋根まで水に浸かってしまっています」

松本空港近くのアンダーパスで水没する車。

少なくとも3台が見えます。

近くの松本市今井(いまい)では午後6時45分までの1時間に90ミリの観測史上最大の猛烈な雨が降りました。

取材を進めていると、窓の近くまで水没した車が。

■記者「大丈夫ですか? 身を乗り出さないで!」

中には2人が乗っています。

■取り残された人「舟がなきゃ出られない」

■記者「警察呼びますね」

記者が近くにいる警察官に救助を求めに行きます。

警察官が駆けつけ、腰の下まで水に浸かりながら救助に向かいます。

■警察官

「今降りると危ないので 消防も来たのでそのまま待ってください 何かあれば私に言って」

およそ20分、消防が駆けつけ車の中から80代の男女2人を助け出しました。

2人ともけがはなかったということです。