「海鮮を食べる人が少なくなった」尖閣諸島を含む東シナ海での漁が中国で解禁 日本産水産物の輸入停止が「海鮮離れ」をまねいているとの声も

AI要約

中国が東シナ海での漁を解禁し、福建省から約1万隻の漁船が出港した。

中国は日本産水産物の輸入停止により「海鮮離れ」が進行しており、市場や漁師に影響が出ている。

漁師たちは当局の漁制限をかいくぐる方法も考えており、状況は不透明なままである。

「海鮮を食べる人が少なくなった」尖閣諸島を含む東シナ海での漁が中国で解禁 日本産水産物の輸入停止が「海鮮離れ」をまねいているとの声も

日本の尖閣諸島を含む東シナ海での漁が中国で解禁された。

16日、漁解禁に合わせて福建省から約1万隻の漁船が、お祝いの爆竹を鳴らしながら出港した。

中国は、福島第一原発の処理水放出に反発し日本産水産物の輸入を停止していて、そのことが「海鮮離れ」をまねいているとの声も聞かれる。

市場で働く人は「海鮮を食べる人が少なくなった」「客はみんな気にしていて、買うたびに汚染はされていないか聞いてくる」と話す。

また、影響は漁師たちにも出ている。

船長:

この2、3か月で稼げなければ、今年はもうおしまいだ。

尖閣諸島や台湾の近くは当局が漁を避けるよう指示しているが、「GPSを外せば見逃してもらえる」と話す船長もいて、徹底されるかは不透明だ。