準軍事組織の襲撃で80人死亡 スーダン、南東部州で72万人避難

AI要約

スーダンのRSFがセンナール州の村を襲撃し、少なくとも80人を殺害。医療関係者が明らかにした。

RSFは州都を占領し、約72万6000人が避難。停戦協議が始まるもスーダン軍が参加を拒否。

村の住民はRSFが発砲し、家に放火して多くの人々を殺したと証言。

 【ポートスーダン(スーダン)AFP時事】スーダンで正規軍と戦闘を続ける準軍事組織「即応支援部隊(RSF)」が15日に南東部センナール州の村を襲撃し、少なくとも80人を殺害した。

 医療関係者らが16日、明らかにした。

 医療関係者はAFP通信に対し、「15日に55遺体と負傷者数十人が病院に収容され、(負傷者のうち)25人が16日に死亡した」と説明。村の住民は「彼らは発砲し、家に放火して多くの人々を殺した」と語った。

 RSFは6月にセンナール州の州都を占領。国際移住機関(IOM)によると、それ以降約72万6000人が避難した。米国などが仲介する停戦協議が今月14日にジュネーブで始まったが、スーダン軍は参加を拒否した。