イランの世論工作集団、ChatGPT活用 米大統領選の記事を生成

AI要約

米オープンAIは16日、チャットGPTを利用してイランの世論工作集団に関連するアカウントを削除したことを発表

イランの集団は米大統領選に関連する文章を生成しSNSで拡散していたが、大規模な拡散には至らず

マイクロソフトは今後の大統領選における拡散リスクに警戒を呼びかけている

イランの世論工作集団、ChatGPT活用 米大統領選の記事を生成

 米オープンAIは16日、同社が運営する対話型AI「ChatGPT(チャットGPT)」で、イランの世論工作集団と関連する複数のアカウントを削除したと発表した。米大統領選に関連する文章の生成し、SNSなどで拡散していたといい、同社は注意を呼びかけている。

 オープンAIによると、削除したのは「ストーム―2035」と呼ばれるイランの世論工作集団と関連するアカウント。この集団は、チャットGPTで米大統領選の両党の候補者に関するコメントなどを生成し、SNSで拡散していたが、大規模な拡散にはつながらなかったという。ただ、オープンAIに出資する米マイクロソフト(MS)は、大統領選に近づくにつれ拡散が広がる可能性があると警告している。