ガザでポリオ感染を初確認 国連「ワクチン停戦」要求

AI要約

パレスチナ自治区ガザでポリオの感染が確認され、25年ぶりの感染となったことが報告された。

国連児童基金は、ポリオの流行により何十万ものガザの子どもが危機に瀕していると警告している。

ガザ保健当局は数日以内にワクチン接種を進める計画で、国際的な支援が必要とされている。

 【エルサレム、ニューヨーク共同】パレスチナ自治区ガザの保健当局は16日、ガザでポリオ(小児まひ)の感染が確認されたと発表した。国連児童基金(ユニセフ)によると、ガザではこの25年間、ポリオの感染が確認されておらず、昨年10月の戦闘開始後は初めて。当局は今後数日間でワクチン接種を進める方針。

 国連のグテレス事務総長は16日、ポリオの流行で何十万ものガザの子どもが危機にさらされていると、ワクチン接種のための停戦を求めた。

 ガザ保健当局によると、ガザ中部デールバラハの生後10カ月の乳児がポリオとみられる症状を示し、ヨルダンでの検査で感染が確認された。