トランプ氏、ハリス氏にインフレの責任と改めて批判 陣営強化も

AI要約

トランプ前大統領がゴルフ場で会見し、ハリス副大統領を批判。ハリス氏がインフレ対応を遅れたと述べる。

米国のインフレがピークを迎えた2022年以降も鈍化しておらず、生鮮食品価格は依然として高騰中。

トランプ氏の周囲はハリス氏の個人攻撃よりも政策運営の失敗を強調するよう提案。移民や経済の問題で攻撃を繰り返している。

トランプ氏、ハリス氏にインフレの責任と改めて批判 陣営強化も

Nathan Layne Gram Slattery

[ベッドミンスター(米ニュージャージー州) 15日 ロイター] - 米大統領選の共和党候補、トランプ前大統領は15日、自身が所有するゴルフ場で会見し、民主党候補ハリス副大統領にはバイデン政権下でインフレに適切な対応をしなかった責任があると改めて厳しく批判した。

トランプ氏は「ハリス氏はインフレへの取り組みを大統領就任後の最優先課題にすると宣言した。しかしすぐ取りかかるべきだったのは3年半前だ。これまで一体何をしていたのか」と訴えた。

米国のインフレは2022年がピークでそれ以降大きく鈍化したが、生鮮食品価格はなおコロナ禍前を上回っている。

先週にもトランプ氏はフロリダ州で同様の会見を開き、移民や経済の問題でハリス氏を攻撃していた。

トランプ氏の側近や大口献金者、顧問らは同氏がハリス氏の個人攻撃を控え、政治家として政策運営に失敗してきた点を重点的に指摘するよう提案している。

これまでトランプ氏は「米国南部の国境から流入する移民の大半は危険な犯罪者」、「自分の選挙集会参加者はハリス氏よりずっと多い」といった根拠のない主張も繰り返している。

トランプ陣営はこの日、2016年の大統領選で最初の選挙参謀を務めたコーリー・レヴァンドフスキ氏ら5人が新たに加入したことも明らかにした。