フレンズ俳優死亡で訴追 秘書ら5人、麻薬を違法提供 米

AI要約

米人気テレビドラマ「フレンズ」に出演した俳優マシュー・ペリーさんの死亡を巡り、カリフォルニア州で5人がケタミンを違法提供した容疑で訴追された。

ペリーさんの個人秘書や医師らが利益を得るためにケタミンを売買し、ペリー氏に注射した結果、急性中毒により亡くなった。

医師らはやりとりをしていたテキストメッセージや医療記録の改ざんが隠蔽のために行われていたことも明らかになった。

 【ロサンゼルス時事】米人気テレビドラマ「フレンズ」に出演した俳優マシュー・ペリーさん=享年(54)=の死亡を巡り、カリフォルニア州の連邦検察は15日、ペリーさんの個人秘書や医師ら5人を麻薬の一種、ケタミンを違法提供した容疑などで訴追したと発表した。

 担当検事は「(秘書らは)ペリーさんの健康より、(麻薬販売で)利益を得ることに関心があった」と指摘した。

 訴追されたのはペリーさんの個人秘書ケネス・イワマサ容疑者(59)のほか、医師2人と麻薬の売人2人。発表によると、昨年9月ごろからケタミンの違法な売買が行われ、医師やイワマサ容疑者がペリー氏に注射した。ペリーさんは同年10月、自宅でケタミンの急性中毒に陥り、浴槽で溺れて亡くなった。

 2人の医師はテキストメッセージで「このばかは、いくら払うのだろうか」といったやりとりをしていた。隠蔽(いんぺい)のため医療記録も改ざんされていた。