大阪・西成警察署で勾留中の70代男性死亡「適切に対応していた」

AI要約

70代の男性が警察勾留中に急死した事件について報告。

男性は警察官に抵抗し、戒具を使用されたが死因は急性硬膜下血腫であり、外傷はなかった。

男性は暴行容疑で逮捕されており、戒具の使用は適切だったと警察は主張。

大阪・西成警察署で勾留中の70代男性死亡「適切に対応していた」

警察によりますと、西成警察署に勾留されていた70代の男性は8月12日午後9時ごろ、「警察官なら仕事しろ」などと大声で叫ぶ行為を繰り返すようになり、翌日の13日午前2時ごろ、警察官らが男を別室に移そうとしたところ掴みかかってきたため、組み伏せて両手足を抱えて移動させました。

その後もトイレの窓を両手で叩いたり、静止しようとした警察官に掴みかかろうとするなどの行動がみられたことから、両手を背中側でくくる戒具を使用。

しかしおよそ15分後に嘔吐するなどしたため戒具の使用を停止し、男性は病院に搬送されましたが、14日午後4時ごろに死亡が確認されたということです。

司法解剖の結果、男性の死因は「急性硬膜下血腫」で目立った外傷はなかったということです。

男性は8月9日、同じアパートに住む70代の男性を殴ったなどの暴行容疑で警察に逮捕・勾留されていて、その際、男性は「相手に自分も角材で殴られた」などと話していましたが、病院での検査の結果、脳などに異常はなかったということです。

警察は、戒具の使用にあたっては対面監視を続けていて、「適切に対応していた」としています。