ノルウェー石油・ガス投資、今年は過去最高に インフレでコスト増

AI要約

ノルウェーの石油・ガス会社の投資額が過去最高を記録する見通しで、来年も高水準を維持する見込み。

資源開発の進展やコスト上昇が投資増加の背景となっており、政府は石油・ガス生産の拡大計画を推進している。

今年の投資計画は過去最高の2570億ノルウェークローネに上積みされ、来年の暫定予測も高水準を維持している。

ノルウェー石油・ガス投資、今年は過去最高に インフレでコスト増

[オスロ 15日 ロイター] - ノルウェー統計局の調査によると、同国の石油・ガス会社の投資額は今年、過去最高を記録する見通し。来年も高水準を維持するとみられる。

資源開発が進んでいることやコストの上昇が背景。

ノルウェー政府は近年、一連の資源開発を認可。今後数十年にわたって石油・ガス生産を拡大する計画だ。

今年の投資計画は過去最高の2570億ノルウェークローネ(239億9000万ドル)と、5月時点の2469億クローネから上積みされた。これまでの最高は14年の2240億クローネ。

来年の暫定予測は2400億クローネ。5月時点では2158億クローネだった。  

統計局は「一部の開発プロジェクトで、コストが以前の予想を大幅に上回っている」と指摘。ここ数カ月のクローネ安が投資コストの上昇につながっていると述べた。

原油高が続いていることを背景に企業は既存の油田でも掘削を増やしており、生産が加速する可能性があるという。