韓国大統領、北朝鮮との「作業部会」設置を提案

AI要約

韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル、Yoon Suk-yeol)大統領は光復節の式典で北朝鮮との緊張緩和と経済協力の可能性を探る南北作業部会の設置を提案した。

尹氏は「統一ビジョン」を宣言し、分断状態が解消されることで解放が完了すると述べた。また、北朝鮮への自由や人道支援にも言及した。

作業部会では緊張緩和から経済協力、人的・文化交流、災害・気候変動対応まで幅広い問題が取り上げられる予定だ。

韓国大統領、北朝鮮との「作業部会」設置を提案

【AFP=時事】韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル、Yoon Suk-yeol)大統領は15日、日本の植民地支配からの解放を記念する「光復節」の式典で演説し、北朝鮮との間の緊張を緩和するとともに、経済協力の道を探ることを目指す「南北作業部会」の設置を提案した。

 尹氏は「統一ビジョン」を宣言し、「分断状態が続く限り、われわれの解放は未完成のままだ」と述べた。

 また、「われわれが享受している自由を、自由が奪われ、貧困と飢餓に苦しむ、北の凍った王国にも広げなければならない」とし、作業部会の新設を呼びかけた。作業部会では「緊張緩和から経済協力、人的・文化交流、災害・気候変動対応まであらゆる問題」が取り上げられる可能性があると説明した。

 他方で北朝鮮が先に深刻な洪水被害に見舞われたことにも触れ、「北朝鮮政権が(救援物資の提供を)再度拒否したとしても、われわれは人道支援の申し出を決してやめない」と語った。【翻訳編集】 AFPBB News