タイ憲法裁がセター首相に解任命令 軍の意向影響か

AI要約

タイのセター首相が倫理上の問題により失職。憲法裁判所が解任を命じた。

セター首相は過去に有罪判決を受けた人物を閣僚に任命し、倫理規定に違反。解任を求める訴えが起こされた。

軍の影響下にある憲法裁判所は訴えを認め、首相の解任を決定。セター氏は軍との対立を抱える政治家。

タイ憲法裁がセター首相に解任命令 軍の意向影響か

 タイのセター首相が失職しました。閣僚人事に倫理上の問題があったとして、憲法裁判所が解任を命じたものです。

「倫理に反するという判断なら、心苦しくはあるが、判決を受け入れる覚悟はある。ただ、私はこれまで倫理的に職務を行ってきたのは確かだ」(セター首相)

 セター首相が過去に有罪判決を受けた人物を閣僚に任命した人事が倫理規定に違反するとして、親軍派の元上院議員らが解任を求める訴えを起こしていました。

 軍の影響下にあるとされる憲法裁判所は14日、訴えを認め、首相の解任を命じました。セター氏は親軍派と対立するタクシン元首相派の政党の出身で、判決は軍の意向に沿ったものだという見方もあります。(ANNニュース)