報復はガザ停戦交渉次第 イラン、イスラエルに圧力か ロイター報道

AI要約

イランがイスラエルへの攻撃の有無を、イスラエルとハマスの停戦交渉の行方次第に決定する可能性が報じられている。

イランはテヘランでの暗殺事件をきっかけにイスラエル批判を強め、報復を宣言している。

ガザ停戦交渉が再開されることで、少なくとも交渉再開まではイスラエルへの攻撃は控えられる可能性が高まっている。

 【カイロ時事】ロイター通信は13日、イランによるイスラエル攻撃の有無について、パレスチナ自治区ガザで交戦を続けるイスラエルとイスラム組織ハマスの停戦交渉の行方次第だと報じた。

 3人のイラン高官の話として伝えた。このうち治安当局高官は、交渉が失敗したり、イスラエルが協議を長引かせたりした場合に攻撃に踏み切る方針だと説明した。

 イランは首都テヘランで7月末に起きたハマス最高指導者の暗殺をイスラエルの作戦と断じ、報復を宣言。米国などガザ停戦の仲介国は15日の交渉再開を要請しており、報道が正しければ、少なくとも同日までは対イスラエル攻撃が行われる可能性は低いことになる。