研修医が勤務先で強姦・殺害される、医師らが抗議のスト インド

AI要約

インドの複数の州の公立病院の医師らが女性研修医の殺害事件に抗議し、業務停止のストライキを開始。

女性研修医が強姦され殺害された事件で警察が容疑者を拘束。国内各地で厳罰と安全性向上を求める動きが広がる。

医師らは性暴力だけでなく患者家族からの暴力にも直面し、安全対策と特別措置法の制定を要求。

研修医が勤務先で強姦・殺害される、医師らが抗議のスト インド

【AFP=時事】インドの複数の州の公立病院の医師らが12日、女性研修医(31)が勤務先で強姦された上で殺害された事件に抗議するため、業務の一部を無期限に停止するストライキを開始した。

 女性研修医の遺体は9日、東部・西ベンガル(West Bengal)州の州都コルカタ(旧カルカッタ)にある公立病院で見つかった。遺体には多数の外傷があった。検視によって、強姦された上で殺害されたことが確認された。

 現地メディアによると、警察は同病院で案内係として働く男を容疑者として拘束した。

 加害者に対する厳罰と職場の安全性向上を求めるストはコルカタで始まり、今では同国各地に広がっている。

 人口14億人のインドでは女性に対する性暴力が横行しており、2022年の強姦の認知件数は1日当たり約90件だった。

 だが医師らは、職場で患者家族からの暴力というさらなる脅威にも直面していると主張する。特に悪い知らせを伝えた後、怒った患者家族に暴力を受けることが多いという。

 デモを主導している研修医組合連合会(Federation of Resident Doctors Association)のサルべシュ・パンディ(Sarvesh Pandey)氏は「病院内の厳重な保安対策を講じ、防犯カメラを設置するべきだ」「医師が暴行を受ける事件は毎日起きている」と訴えた。

 パンディ氏によると、ストの要求には、医療従事者を職場での暴力から守る特別措置法の制定も含まれている。

 インド医師会(Indian Medical Association)の調査によれば、同国の医師の75%は職場で何らかの暴力を受けた経験がある。【翻訳編集】 AFPBB News