シンガポールGDP、第2四半期改定は前年比2.9%増 速報と同じ

AI要約

シンガポール政府が第2・四半期の国内総生産(GDP)改定値を発表し、前年比2.9%増となった。

エコノミストの予想を上回る結果となったが、貿易産業省は2024年の経済成長率予測を調整し、下振れリスクが残ると指摘した。

しかし、総じて年内の外需見通しは底堅いと予想され、シンガポールの製造業は後半に緩やかな回復が見込まれるとの見方を示した。

シンガポールGDP、第2四半期改定は前年比2.9%増 速報と同じ

[シンガポール 13日 ロイター] - シンガポール政府が13日発表した第2・四半期の国内総生産(GDP)改定値は前年比2.9%増となり、速報値から変更はなかった。

ロイター調査でエコノミストは2.7%増を予想していた。

貿易産業省は2024年の経済成長率予測を従来の1.0─3.0%から2.0─3.0%に調整したと発表した。

第2・四半期のGDPは季節調整済みの前期比では0.4%増と、こちらも速報値と同じだった。

同省は地政学的緊張・貿易摩擦の激化や、世界的な金融引き締めが想定以上に長引く可能性といった下振れリスクが残るとしながらも、「総じて年内の外需見通しは底堅いと予想される」と指摘。「シンガポールの製造業は今年後半に緩やかな回復が見込まれる」とした。