Z世代は社内用語や職場の習慣を拒絶する…「仕事はあくまでも仕事」(海外)
Z世代は、社内用語や職場の習慣を拒否することで、職場の形を変えつつある。キャリアに関する情報を発信するエミリー・ダーラムは、若い従業員が職場の習慣を拒絶するのは、企業への忠誠心が薄れているからかもしれないと言う。
Z世代は、さまざまな方法で職場の形を変えつつある。彼らはワークライフバランスを優先し、出世を拒否し、「怠け者の仕事(Lazy-Girl Job)」や「オフィスサイレン(office siren)」といった言葉を生み出した。
Z世代とミレニアル世代の回答者の約60%は、社内用語が別の言語のように感じられると回答し、3分の2は同僚がそれらの用語を使いすぎていると考えていた。
Z世代は、社内用語や職場での習慣などを拒否することで、職場の形を変えつつある。
キャリアに関する情報を発信するエミリー・ダーラムは、若い従業員が職場の習慣を拒絶するのは、企業への忠誠心が薄れているからかもしれないと言う。
彼らはレイオフによって多くの人がダメージを受けたのを目の当たりにしたため、仕事から距離を置くようになったのだろうとダーラムは見ている。
Z世代は、さまざまな方法で職場の形を変えつつある。彼らはワークライフバランスを優先し、出世を拒否し、「怠け者の仕事(Lazy-Girl Job)」や「オフィスサイレン(office siren)」といった言葉を生み出した。
社内用語もZ世代にとっては過去の遺物で、彼らは「circle back(折り返す)」や「ducks in a row(準備を整える)」という言葉を使うことを拒否している。
「Z世代は、会社の『言葉遊び』をしない」と、Emily The Recruiterの創設者で人気のティックトッカーでもあるエミリー・ダーラム(Emily Durham)がBusiness Insiderに語っている。
「彼らは、我々が強いられて使わざるを得なかったような社内用語を使わない」
リンクトイン(LinkedIn)とデュオリンゴ(Duolingo)が、企業に勤める18歳から76歳までの1016人を対象に行った2023年の調査によると、Z世代とミレニアル世代の回答者の48%が、職場で「blue-sky thinking(現実的な制約や設定を取り払って、解決したい課題のアイディアを発想していく手法)」や「low-hanging fruit(大した努力をしなくても達成できる目標)」といった言葉が多用されているため、取り残されていると感じていることが判明した。
Z世代とミレニアル世代の回答者の約60%は、社内用語が別の言語のように感じられると回答し、3分の2は同僚がそれらの用語を使いすぎていると考えていた。
このことはZ世代が従来の職場の規範を拒否する方法のひとつにすぎないとダーラムは言う。彼らは、きちんと話をすることも含めて、役割を果たすことが報われるわけではないことを身をもって知っている。
「彼らは、両親が『能力主義の神話』のもとで働いているのを見て、両親は一生懸命働いているから大丈夫だと思っていた」とダーラムは指摘する。
「ところが、両親は新型コロナのパンデミックのせいで攻撃的に解雇された。それを見た彼らは、何に価値を置くかが大きく変わった」