金融政策決定に「干渉せず」 FRBは独立した機関 ハリス米副大統領

AI要約

米大統領選で民主党候補に指名されたハリス副大統領は、アリゾナ州で連邦準備制度理事会(FRB)の独立性を強調し、金融政策に干渉しない姿勢を示す。

共和党候補のトランプ前大統領は、FRBに大統領が意見すべきだと発言し、FRBの独立性を巡る懸念が広がった。

ハリス副大統領は、トランプ前大統領の意見に反対し、FRBの独立性を尊重する姿勢を示した。

 【ワシントン時事】米大統領選で民主党候補に指名されたハリス副大統領は10日、訪問先の西部アリゾナ州で記者団に対し、連邦準備制度理事会(FRB)の金融政策決定に「決して干渉しない」と明言した。

 

 共和党候補のトランプ前大統領は8日の記者会見で、FRBに「大統領が意見すべきだ」との見解を表明。トランプ氏が返り咲けば、FRBの独立性が軽視され、金融政策への信頼が損なわれかねないとの懸念が広がった。

 ハリス氏は、トランプ氏に「反対する」と発言。「FRBは独立した機関だ」と強調した。