中国人学生が記した「手触り感のある」北朝鮮留学日記 (中)

AI要約

中国留学生が夏休みで帰国し、北朝鮮の写真をSNSに投稿。中国ネットユーザーの関心も高まる

留学生は現地での生活や学校環境を公開。外国人専用エリアがあり、現地住民との交流が難しい

学校の設備や宿泊費、放課後の娯楽施設についても報告。カラオケでは中国・ロシア・北朝鮮の古い歌が流れる

中国人学生が記した「手触り感のある」北朝鮮留学日記 (中)

【08月11日 KOREA WAVE】中国のSNSには最近、北朝鮮の写真が頻繁に掲載されている。

この中国人のような留学生らが夏休みを迎えて帰国したからだ。

中国のネットユーザーも多くの関心を示し、コンテンツには800個を超えるコメントが書き込まれたりもする。

その中には「授業に他の国の学生はいないか」「北朝鮮の学生と一緒に授業を聞くことができるか」などを尋ねるコメントも。

この留学生は「中国国費奨学生もいるが、私のように私費で来た留学生もいる」「北朝鮮の学生と授業を一緒に聞くことができず、中国人が大部分だった」「下半期には他の国の大学生も入ってくるようだ」と回答している。

中にはこんな質問もあった。

「K-POPを聞いてもいいか」

留学生の回答はこうだ。

「一人でイヤホンをして聞くのは何の問題もない。路上で(他の人に聞こえるように)大きく流せば、警告を受けるようだ」

◇現地住民との接触は難しく

この留学生は、宿舎の内部写真や学校の全景を公開しながら、現地住民との接触が難しい理由を説明した。

「外国人専用教室は、学校で最も高い建物にある。外国人学生が出入りできるのは、3号数学棟の7階だけ。7階専用のエレベーターがあるため、現地の学生には会えない」

外国人学生は学校図書館への出入りが禁止されているという。

外国人宿舎は、校舎から徒歩20分の距離にある。金日成総合大学の外国人宿舎のエレベーターは12階まである。1~3階は食堂・ジム・卓球場など共用空間、4階以上が外国人学生の2人部屋だ。宿泊費は1日11ドルで計算されるという。

放課後には「大同江外交官クラブ」にあるカラオケに行くことができたという。「多数が集まって一緒に歌える空間がある。別の部屋もあるが、入場料は1人5.5ドル。時間制限はなかった。中国、ロシア、北朝鮮の歌があったが、とても古いものばかりだった」

(c)KOREA WAVE/AFPBB News