<パリ五輪>負担感じる自撮り撮影…北朝鮮のパン・チョルミ、授賞式の間中無表情

AI要約

南北が並んで表彰台に上がるも、韓国の選手は明るく、北朝鮮の選手は固い表情だった。

授賞式や記者会見での様子から、選手たちの違いが浮き彫りになった。

韓国の選手は次回の五輪に向けてさらなる強化を図ると宣言した。

<パリ五輪>負担感じる自撮り撮影…北朝鮮のパン・チョルミ、授賞式の間中無表情

卓球混合ダブルスに続き、女子ボクシングで南北が並んで表彰台に上がったが、明るい表情の韓国イム・エジとは違って、北朝鮮のパン・チョルミは終始固い表情だった。

2024年パリ五輪(オリンピック)ボクシング女子54キロ級の授賞式が8日(現地時間)、フランス・パリのローラン・ギャロス・スタジアムで行われた。韓国のイム・エジと北朝鮮のパン・チョルミが並んで表彰台に上がり、銅メダルを首にかけた。イム・エジは「パン・チョルミさんにハグしてもいいですか?」と言い、南北の抱擁を期待したが、授賞式の間ずっと固い表情のパン・チョルミに近づくことができない様子だった。

パン・チョルミは記者会見でも硬直した姿勢を見せた。銅メダルの感想を聞く取材陣の質問に「今回の競技大会で1位を取ろうと思ってきたが、残念ながら3位しか獲得できなかった」と無念さを示した。イム・エジとともに銅メダルの壇上に上がった感想を尋ねると、「選手として同じ順位に立ったこと以外ない。他の感情は全くない」と述べた。

イム・エジは、南北がともに銅メダルを取った感想について、「(南北が一緒にメダルを取って)良かった。私も希望する結果ではなかったが、次は決勝で対戦できたら良いと思う」と述べた。続いて授賞式の後、パン・チョルミと何か話をしたか問われると、しばらくの沈黙してから「秘密にする」と言った。イム・エジが話し終わると、パン・チョルミとイム・エジの目が合い、パン・チョルミが初めて笑みを浮かべた。

イム・エジは「今回の大会を通じて世界1位になりたいという思いがさらに強まった」とし「どのように戦略を立ててトレーニングするか、たくさん考えてみた。4年後の五輪にもまた出場するつもりだ」と述べた。