村尾三四郎「特別な舞台だった」初五輪で銀 ロスで雪辱誓う「貴重な経験を生かして」

AI要約

パリ五輪の柔道日本代表選手団が帰国し、会見を開催。銀メダルの村尾三四郎が金メダルを目指す意気込みを語った。

決勝で敗れた際にブーイングが起こり、村尾は悔しさを露わにした。自信を持って戦ったものの金メダル獲得は叶わず、悔しさを口にした。

初五輪での悔しさを胸に、村尾は今後の戦いに向けて気持ちを切り替えている様子が伝わってきた。

村尾三四郎「特別な舞台だった」初五輪で銀 ロスで雪辱誓う「貴重な経験を生かして」

 パリ五輪の柔道日本代表選手団が6日、パリから羽田空港着の航空機で帰国し、都内のホテルで会見を行った。男子90キロ級で銀メダルを獲得した村尾三四郎(23=JESグループ)は「特別な舞台だった」振り返り「貴重な経験を生かして金メダルを取りたい」と28年のロサンゼルス五輪での雪辱を誓った。

 決勝で世界ランク1位で東京五輪金メダルのラシャ・ベカウリ(24=ジョージア)に敗れた。だが、試合後、場内にブーイングが響き渡った。ともに技ありを奪って迎えた残り30秒で村尾が相手を倒した内股。しかし、「待て」のコールはあれど、ビデオ判定のコールはなかった。

 初五輪であと一歩届かなかった村尾は畳を下りた後、涙を堪えながら「悔しいなっていう思いです。どんな…どんな状況になっても勝ち準備はしてきたので、自信を持って戦ったんですけど。なかなか自分の思い描いていた金メダルっていうのを獲れなくて、内容どうこうっていうよりも…負けっていうのは自分にとっては本当にきついもので。そこが本当に悔しさが残ります」と目頭を押さえていた。