「ハマス新指導者も殺害」 イスラエル警告、アラブ諸国は紛争拡大懸念

AI要約

イスラエル軍がハマスの新たな最高指導者を殺害する決意を強調。

ハレビ参謀総長は過去の作戦成功を強調し、ハマスに対する警告を発表。

OICがイランの報復要請に対しアラブ諸国の支持を得られなかった外相級会合を開く。

 【イスタンブール時事】イスラム組織ハマスが新たな最高指導者にヤヒヤ・シンワル氏を選出したことについて、イスラエル軍のハレビ参謀総長は7日、「われわれはこの男を見つけ出し、攻撃し、最高指導者をもう一度交代させる」と述べ、シンワル氏を殺害する決意を強調した。

 兵士らに訓示した内容をAFP通信が報じた。

 ハレビ氏は、過去数週間で重要な作戦を実行したと指摘。「最も危険な敵の高位司令官たちを殺害してきた。われわれは立ち止まらない」とハマスに警告した。

 一方、イスラム協力機構(OIC)は7日、サウジアラビアで外相級会合を開いた。ハニヤ氏殺害を受けてイスラエルに報復する構えを見せるイランが会合開催を要請。共同声明で「暗殺は不法な占領国イスラエルに完全に責任がある」としたものの、紛争拡大を懸念するアラブ諸国から報復への明確な支持は得られなかったもようだ。