「エール大で学び、資金援助を…」 ワルツ氏、共和党候補を批判

AI要約

米民主党は11月の大統領選でカマラ・ハリス副大統領を正式な候補に、ティム・ワルツ知事を副大統領候補に指名。

ハリス氏とワルツ氏は共和党のトランプ前大統領との対決姿勢を示し、支持拡大を訴えた。

ワルツ氏は貧困家庭出身を強調し、対抗馬のバンス上院議員を批判。討論会での対決を待ち望んでいる。

「エール大で学び、資金援助を…」 ワルツ氏、共和党候補を批判

 米民主党は6日、11月の大統領選の正式な候補にカマラ・ハリス副大統領(59)、選挙を共に戦う党の副大統領候補に中西部ミネソタ州のティム・ワルツ知事(60)をそれぞれ指名したと発表した。

 2人は6日、東部ペンシルベニア州フィラデルフィアで初めて一緒に集会に臨み、共和党のドナルド・トランプ前大統領(78)との対決姿勢を鮮明にした。

 ハリス氏は集会で「ワルツ氏と私はこの国の異なる場所の出身だが、同じ価値観を持つ。人々を打ちのめすのではなく、引き上げるということを信じている」と強調。「赤い州から(民主党が優位の)青い州まで、すべての人に手を差し伸べる」と支持拡大を訴えた。

 ワルツ氏は演説で、小さな町で軍人の家庭に育ち、17歳で州兵に加わり、退役軍人を対象にした学費支援で大学に通ったことなどを紹介した。

 その上で、貧困家庭出身という経歴を強調している共和党副大統領候補のバンス連邦上院議員(40)について、「(名門の)エール大で学び、シリコンバレーの億万長者から資金援助を受けてキャリアを積んだ。勘弁してくれよ。これは米国の中間層ではない。討論会が待ち遠しい」と声を張り上げると、会場からは大歓声が沸いた。【フィラデルフィア松井聡】