料理教室ABC、中国で一斉閉店 返金求める声相次ぐ

AI要約

日本の料理教室大手ABCクッキングスタジオが中国で運営する全店舗を一斉に閉店した。

顧客から1万元以上の授業料を支払った人もおり、返金を求める声がSNSに相次いで投稿されている。

会社は資金繰りの行き詰まりを理由に正常な経営ができなくなり、張り紙で閉店を告知した。

 【北京時事】日本の料理教室大手「ABCクッキングスタジオ」が、中国で運営する全店舗を一斉に閉店したことが7日までに分かった。

 授業料として1万元(約20万円)以上を支払った顧客も多いとみられ、中国のSNSには返金を求める声が相次いで投稿されている。

 北京市内の店舗はシャッターが下ろされ、7月31日付で清算手続きに入ると伝える張り紙があった。資金繰りに行き詰まり「正常な経営を続けることができなくなった」と説明している。

 中国メディアによると、同社は2010年に中国に進出し、直近では12店舗を運営。関係者によれば、一部の店舗は31日まで新規会員の募集を続けていた。

 張り紙に記載された問い合わせ窓口に記者が電話したものの、担当者と連絡を取ることはできなかった。SNSでは「会社側弁護士から、全額の返金はおそらく難しいと言われた」「日本の企業だから信頼していた。本当に悲しい」といった投稿が目に付いた。